【セサミストリート✖️教育】
そして✖️福祉
日本初で小学校のセサミストリートカリキュラムが実践されている埼玉県戸田市の小学校に行ってきました✨
何故見学に行かせていただくことになったかというと・・・
《経 緯》
1️⃣ 11月初旬に開催、社会的養護全国交流会
東京新聞にも掲載
(※ 児童養護施設や里親家庭などを巣立ち「自分たちの経験を活かしてこれからの子どもたちのために貢献したい」と活動する若者の全国交流会)
で色んな人に社会的養護への理解を促進するために、教育とのコラボの可能性を探る。グループが誕生。(ジャパニーズセサミストリート(仮称))
2️⃣ アメリカでセサミストリートカリキュラムという授業プログラムがあり、世界各国で広まっていることを知る。
(セサミのキャラクターはどんどん増えており、自閉症のキャラクター、HIVのキャラクター、依存症の親をもつキャラクターなどニーズに合わせて年々増えている)
3️⃣ 日本では世界初、小学校用のカリキュラムが誕生。埼玉県戸田市新曽小学校をパイロット校として実施されている。
4️⃣ ジャパセサチームで新曽小学校のセサミの授業見学&研究発表会に出席❗️👈今ここ。
という訳で昨日訪問してきました😊
《これから‥》
5️⃣ アメリカセサミでは最近、里親家庭で過ごすカーリというキャラクターが生まれました。
そのキャラクターも用いながら、日本で社会的養護についての理解の促進に繋げられるような授業を開発⁉️
公教育の可能性を感じました✨
わくわく😊
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【セサミの授業見学】
四年生と五年生のクラスを見学。
セサミ授業で印象的なのは「正解がない」こと。思ったことは何でも表現しようという文化。
そして、
「NO」は言わない。
相手の意見を大事にすること。
など、大切にすることを毎回の授業の冒頭で確認されていました。
否定されない、そして否定をしない。
そんな温かな文化が流れていました。
授業ではその日のテーマがあり、セサミのメディアを使いそれに関連させながら自分たちの身近な問題について子どもたちがアイディアを出し、みんなのアイディアも聞いていました。
「セサミの授業をみんな楽しみにしています」
「他の強化は苦手でもセサミの授業では輝ける子もいます😊」と現場の先生。
こんな授業、私も受けたかったです✨
発言する力、相手を受け入れる力、考える力。生きるために必要な力を養うことができる授業だと思いました!
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【新しいものを
取り入れるということ】
新曽小学校では、単にセサミカリキュラムだけを導入しているのではなく、企業との協働、横断的教育という考え方を実践していました。
企業との協働というのは、学びが教科書だけで終わらないように、企業(リアルな仕事)のニーズに触れながらそれを授業に導入していくこと。
横断的教育とは、個々の教科がバラバラになるのではなく、関連させていくような考え方です。
新しいものを公教育に導入するということはハードルの高いものであり、先生方も試行錯誤しながら奮闘されておりました。
しかし、一番子どもたちの身近にいる先生方の意識が変わることで、それが子どもたちにもろに影響を与えていました。この3年の調査で県内の他の小学校に比べて新曽小学校の子どもたちの意欲の数値が高くなったそうです。
先生方も本当に生き生きしていました。
新しいものを取り入れるということは、福祉の面でも関連することだと思いました。
例えば「権利を守る」・「アドボケイトの導入」などが重視されている中で、いくら外部機関が内部にアプローチしても中身を引っ掻き回すだけになりかねません。「アウトサイドイン」はうまくいかないとのだそうです。
大切なのは「インサイドアウト」。
内部の人たちからの変えよう・やろう!という意識。現場を一番よく知っているからこそできることがあります。
児童相談所も、児童養護施設も、一時保護所も、里親家庭も、外部機関が変えようとするとうまくいきません。内部からの意識改革、現場職員をエンパワーし意識を変えていくことが大切だと学びました。現場職員の意欲はそのまま子どもたちにダイレクトに届きます。
セサミカリキュラムはもちろん、新しいものの導入という点でもとても学び多い時間となりました✨