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  • 執筆者の写真OUR VOICE OUR TURN JAPAN

施設・里親家庭を巣立った後の居場所とは?

更新日:2018年12月17日

【居場所ってどんな所?】


ー世田谷シンポジウムー(写真は保坂区長と)




   OVOTJからユースがシンポジウムに登壇!



?<施設や里親家庭を巣立ってから頼れましたか?>

頼ることはあまりできなかった。職員は職員だと思っていたから。施設は戻れない場所だと思っていたし、中の人も変わっていくから。


●そこそこの問題は話せるけど、深刻なことについては誰にも話せない。言ったとしても事後報告。自分で、友達に聞いて解決する。


相談するタイミングというのが分からない。周りの人は助けることはあるのに、自分のこととなると見えなくなる


●「いつでも来ていいよ」とか誘われるけど実際なかなか行けない。来ていいよという言葉だけではなかなか難しい



?<あなたが行く居場所はどんな所?>

●ご飯がおいしい(笑)。ご飯がおいしいのは大事なこと。最初は警戒心が強かったけど、安心して話せるようになってきた。話せるようになるとラクになってきた


話を聴いてくれる人がいるところ。何を話せばいいか分からないけど、こちらが話すのを待ってくれるのは嬉しいこと。


●当事者活動に関わっていて、そこは相談するという場所ではないけれど、仲間と呼べる存在がいることが大事だなと思う。


●一人でいると悶々と考えてしまうので、誰かに会うことって大事だと思う。



?<相談って大変なこと?>

●私は相談できる場所をネットで検索して、メールまで打ったのに・・・送信ボタンが押せなかったんです。メールっていうのも見えない相手で怖い。知り合いがたまたま行くからついでに顔出す機会があって、そこからつながった。


●児童相談所のこと。うちの家庭には児童相談所が小1から関わっていた。だけど毎回、親のしつけと判断されていた。だから、私は「児童相談所は子どもの声を聴く場所じゃなくて、親の声を聴く場所なんだ」と思っていた。それから保護を求めてやっと保護されるまで10年かかりました。


●相談ってとってもハードルの高いこと。相談した後というのが怖いんですよね。虐待されてるなんて相談したことがばれたら、親の虐待がエスカレートするんです。いじめといっしょですよね。だから、自分から相談は難しいから、気付いてくれる誰かがいることが大事。


<居場所づくりをしている皆さんへメッセージ>

●子ども(若者)と支援団体をつなぐ「かけ橋」になってほしいです。支援団体との繋がりをつくってあげるように。子どもの声をキャッチしてほしい。



世田谷区長の保坂さんや、若者支援課の方々もしっかりと若者の声を聴いてくださいました。児童相談所の話も出て、ますます子どもの声を反映させていきたいとのメッセージをいただきました!


(僕らの声冊子もお渡し出来ました✨)



●全国の施設や児相に冊子を届けます!●


https://polca.jp/projects/Fm7TjkCSgMu


🔺ご支援・ご協力をお願いします!!🙌


ご支援いただいた資金は、冊子代、郵送代だけでなく、ユースたちの活動資金にもなります!


どうぞ、若者たちの声を発信する活動のためにご協力をお願いいたします✨

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